どうも皆様。巷ではシマノの100周年記念のステラが出ると出ないとか…そな噂をチラホラきいます。管理人もそんなステラが出たらなんとか手にしてみたいものです。なんと言ってもシマノの最高峰ですしね!
が、今回はそんなシマノの最高峰ステラ!ではなく、こちらもある意味最高峰であるヴァンキッシュのインプレとなります。
何故最高峰?
ってことですが、皆様ご存知の通りシマノのリールには主に二つの系統があります。強度を高め強いリールである“コアソリッド”、一方で軽さや巻き感度を重要視した“クイックレスポンス”。
そう、ヴァンキッシュはこの“クイックレスポンス”系の最高峰に位置しているリールです。
管理人はサーフでも海の中の流れを感知する事がとても需要だと考えているのでこの“クイックレスポンス”系のリールが大好きです。
それでは今回はそんなある意味シマノの最高峰リールである19バンキッシュのインプレです!!
目次
まずは管理人の簡単な釣果
と言う事で、管理人は主にサーフでこのヴァンキッシュを使っています。使用しているリールは19バンキッシュC5000HGの番手。
今までに釣った魚はヒラメ、マゴチ、ニベ、ヒラスズキ、そして真鯛。最大サイズは68センチのヒラメ、重さはおそらく60センチの真鯛、もしくは60センチのヒラスズキかと。残念ながら大型の青物はまだ釣れていないのですが、主にサーフでヒラメを狙うには十分なリールだと思っています。
メーカーからの情報
ではでは、とりあえずメーカーさんからの技術特性などの情報から。
かつてない 軽さ 強さ 飛び を極めて。揺るぎないクイックレスポンスシリーズの頂点
これは19バンキッシュのシマノHPからの言葉。圧倒的な軽量化により操作性、感度をアップしているのだとか。そして、ボディ剛性、ギア剛性、防水性も向上させることに成功。釣果を追い求めるストイックでテクニカルなアングラーに使って貰いたい!だそうでう。
技術特性は
マグナムライトローター、チタンワンピースベール、鋼ボディ、鋼ギア、Xプロテクト、ロングストロークスプール、サイレントドライブ、マイクロモジュールギア2、定磨耗ロータークラッチ、など。
まぁ、シマノの最新の装備がてんこ盛りです。
で、ボディはマグネシウムとCi4素材。リールフット部分がマグネシウムです。残念ながら?オール金属ボディは現行ではステラだけ。まぁ設計上は強くはなっているとは思いますし、そもそもヴァンキッシュにオール金属ボディを求めるのもどうかと…
19ヴァンキッシュC5000HGをサーフでおすすめする理由
クイックレスポンスで流れを感知できる!
皆様はサーフで使うリールとなるとどんなものをお使いですか?
これはおそらく地域や主に狙う魚、個人の好み、なんかで別れるかと思います。例えば、前出の通り“コアソリッド”系が好きなら20ツインパワーやステラなんかも候補に入ってくると思います。
また、サーフでブリ、サワラと言った大型の青物がメインターゲットの方も耐久性を重要視すると思います。
一方で管理人の場合はメインのターゲットはヒラメやマゴチ、ヒラスズキ、になります。もちろんこう言った魚種を釣るのにも”コアソリッド”がだめと言うわけでは無いですし、耐久性を重要視する方なら、そっちのシリーズが第一候補になると思います。
が、しかし。管理人の場合はサーフでヒラメ、マゴチ、ヒラスズキを狙うには、やはり“クイックレスポンス”シリーズの方が向いていると考えています。
理由はサーフに出る“流れ”を感知する能力が高いからです。ちなみにこの“クイックレスポンス”系のリールにはマグナムライトローターと言う軽いローターが装備されていて、ローターの慣性が低いのでリールを回した時に流れの変化がわかりやすくなってます。"コアソリッド”系のリールでも変化がわからないってことは無いのですが、よりわかりやすいのはやはり…
管理人の経験ではこれらの魚は流れがついている地形の変化しているところで釣れる確率がかなり高いです。そればかりか、同じ場所でやっていても潮の変化に伴い、“流れ”が変わった後にも良く釣れます。
つまり広大なサーフにおいてリールから感知できる“流れ”は魚に近づく需要な情報になります。なので当然この流れを感知しやすい=“クイックレスポン”が大好きです。
19ヴァンキッシュC5000HGがサーフに最適!?
では19ヴァンキッシュでサーフで使う番手について考えてみます。
19ヴァンキッシュのラインナップは1000番から5000番台までのラインアップ。サーフでヒラメなどを主に釣るのには4000番が最も使われているかと思います。3000番でも全然問題ないのですが、19バンキッシュは軽さと感度に特化しているため、コアソリッドと比べると耐久性は少し考える必要がありそうです。ですので管理人は4000番以上が良いと考えました。また、19ヴァンキッシュの場合は4000番以上でもかなり軽い仕様。
で、管理人が4000番以上で考えたのですが、最終的にC5000HGにした理由。
それはハンドルが金属製だからです。4000番以下はCi4と言う炭素繊維の樹脂。つまり5000番以上の方がハンドルの強度は高いと言うことになります。
一方でボディですが、19ヴァンキッシュのボディは4000番と同じ。重さは最大で20gの違い。
まぁ5000番でも220gとかなり軽いので管理人は耐久性を気にしてよりハンドルが強そうな5000番にしました。
19ヴァンキッシュ、番手とライバル比較
では具体的に数値で見てみます。
ここではコアソリッド系の20ツインパワーとも比較してみたいと思います。
まずは19バンキッシュのサーフで使えそうな番手4000~5000
19V | ギヤ比 | 自重 | PE巻き取り量 | 巻上長 (1回転) | ハンドル長 | ベアリング数 |
4000MHG | 5.8 | 205 | 1.5-200 | 95 | 55 | 11/1 |
4000XG | 6.2 | 200 | 1.5-320 | 101 | 55 | 11/1 |
C5000HG | 5.8 | 220 | 1.5-400 | 95 | 57 | 11/1 |
C5000XG | 6.2 | 220 | 1.5-400 | 101 | 57 | 11/1 |
20ツインパワー
20TP | ギヤ比 | 自重 | PE巻き取り量 | 巻上長 (1回転) | ハンドル長 | ベアリング数 |
4000 | 5.3 | 255 | 1.5-320 | 87 | 55 | 9/1 |
4000PG | 4.4 | 260 | 1.5-200 | 72 | 57 | 9/1 |
4000MHG | 5.8 | 255 | 1.5-200 | 95 | 55 | 9/1 |
4000XG | 6.2 | 260 | 1.5-400 | 101 | 57 | 9/1 |
C5000XG | 6.2 | 260 | 1.5-400 | 101 | 57 | 9/1 |
19ヴァンキッシュ。実際に魚を釣ったインプレ。主に20ツインパワーとの比較。
ここからは管理人が実際にサーフで使ってみたインプレです。
クイックレスポンスの実力は!?
まずは、管理人が一番このリールを気に入っている理由。流れの感知について。まぁ当たり前なのですが今まで使ってきたリールで一番流れを感知できます。しかも管理人はC5000HGですのでハンドルの長さが長いタイプ。一般的に長い方が流れの感知が劣る?と聞きましたが、それでも全然わかります。まぁ当たり前か 笑。
では“コアソリッド”の20ツインパワーは?と言うと、
管理人は4000MHGを使っていますが、これもまぁ普通にわかります笑。慣れの部分も大きかと思います。が、より詳細にわかるのはやっぱり19ヴァンキッシュでした。
耐久性はどうでしょう?
おそらくここが19ヴァンキッシュの一番気なるところ。管理人は先日、ショアから60センチの真鯛をこの19ヴァンキッシュで釣り上げる事ができました。その後の使用もなんら問題も起きていません。持った時の軽さから耐久性に不安がありましたが、現状では問題ないかと考えています。20ツインパワーと比べるとやはり気持ちできに弱い気もしなくは無いです。まぁリールは割と使いまくってるとどれでもガタが来ますし…
軽さは武器になる!
ではでは軽さについて、20ツインパワーと比べると全体的にかなり軽量化しているのがわかるかと思います。サーフでの釣りは場合によっては何時間も投げ続けることになります。ですので軽いタックルは体への負担も少なくなります。重いタックルで投げ続けていると肘や肩を壊したり、実際に管理人もガチガチの重いタックルでやっていて肘を痛めた事がります。
巻き上げの強さは!?
魚をかけた時の巻き上げの強さはどうでしょうか。これは20ツインパワーの方が強く感じました。アルミのローターというのは歪みが少ない、と聞きますが、確かにこれはありそうです。
では19バンキッシュは弱いのか?
ここまで使った感想では十分な強さを持っていると感じました。68センチのヒラメも難なく巻き上げられました。波打ち際の引き波でも強さは十分でした。また、60センチの真鯛を釣った時も、真鯛の暴力的なひきにも負けずに魚を寄せる事ができました。この巻き上げの強さは管理人も少し心配ではあったのですが、これらの魚を釣った感じでは全く問題なかったです。注意したいのはドラグをフルロックで巻き上げる時、これはやってないのでわかりませんが、太いラインで常にガチガチのドラグで勝負しなければいけない場合は避けた方が良いかもです。まぁ、サーフでそのような状況はほぼ無いと思うので普通にフラットを狙う分には十分なパワーでした。
19ヴァンキッシュ 20ツインパワーどちらが買い?
ではでは最後に19ヴァンキッシュと20ツインパワー、サーフで使うならどちらが買いなのか?
ここからは管理人の完全なる主観ですので悪しからず笑。
一応、両方とも使って魚もそれなりに釣れているのですが、管理人的にはそれぞれの状況に合わせて、選べば良いと思っております。
はい。
ありきたりな意見です笑。
19ヴァンキッシュはこんな方やこんなサーフにおすすめ!
まず、19ヴァンキッシュを使用するのに良さそうなサーフ について。
- 主にフラットやシーバスを狙う方
- 使うルアーがワームやプラグが多い、メタルジグも40g以下
- 遠浅で遠投が必要
- 流れを意識した釣りが好き
- できるだけ軽いタックルで釣りがしたい
- ロッドが軽量
20ツインパワーはこんな方やこんなサーフにおすすめ!
- どちらかというと青物の方が多い
- 使うルアーがメタルジグ主体でガシガシシャクる釣り
- 急深サーフでルアーが全体的に重い
- 安定した巻き感が好き
- タフに使いたい、耐久性重視
- かけてからゴリ巻きで寄せる必要がある
19ヴァンキッシュC5000HG
19ヴァンキッシュC5000XG
20ツインパワー4000XG
20ツインパワー4000HG
20ツインパワー4000MHG